2018年に日本眼科医会がカラーコンタクトレンズの使用について調査を行ったところ、中学生の14.3％、高校生の18.2％が「カラーコンタクトを使用したことがある」と回答し、中高生の約2割近くは既にカラコンデビューをしている結果でした。
年齢でいえば、13歳～18歳にかけてカラコンデビューをしている人が多いということになります。
また、2009年・2012年・2015年に行われた同様の調査と比較すると、中高生でカラーコンタクトを使用したことがあると回答している人は年々増加傾向にあるようです。

特にはじめて調査が行われた2009年と比較すると、カラーコンタクトレンズを使ったことがあると回答した人は、中学生で12.1％、高校生で14.9％も増えており、カラコンデビュー年齢の低年齢化が進んでいることが伺えます。

眼科での検査を済ませたら、医師の指示に従い、かつ添付文書を読んで正しく使うことが大切です。
カラコンは医療機器のなかでも、「高度管理医療機器」に分類されます。
高度管理医療機器とは、誤った使い方によって健康被害をもたらしたり、機能障害を引き起こしたりする可能性がある医療機器のことを言います。特にカラコンは視力補正用のコンタクトレンズよりも目の障害が起こりやすいので、使用する際は取り扱いに注意が必要です。
レンズの正しい取り扱い方については、商品の添付文書に記載されていますが、眼科を受診する際に医師から説明があります。
感染症やドライアイなどのリスクを回避するためにも、必ず医師の指示や添付文書に従って正しくカラコンを使いましょう！

カラコンの取り扱いについて、初心者さんで特に注意したいのがレンズの装用時間です。
カラコンは視力補正用のコンタクトレンズよりも酸素透過性が低く、長時間装用していると眼に酸素が届きづらくなります。
そのため、使用する際は添付文書に記載された装用時間を守ることが鉄則。とくに初心者さんはまだレンズの装着にも慣れていないので、初めての使用から数回は添付文書に記載されている装用時間よりも短い時間で使用して様子を見てみましょう。